2015年12月5日土曜日

デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」




デジモンアドベンチャーの新作
折角なので劇場で観てきた

実は映画館まで行かずとも
iTunesなどでの視聴も可能という
「機動戦士ガンダムUC」形式
すぐにソフトでの販売もあるし
来年からはレンタルもされる

とはいえ、デジモンの晴れ舞台なのだしね


とまあ、こんな書き出しであれやこれやと
文章を書いては消してを繰り返していたら
2週間近くが経ってしまった(-_-;)

当時、小学生
熱烈にハマっていた「デジモンアドベンチャー」の続編
斜に構えていたけれども
やはり思うところがあったようで...


散々、苦情の出ていたキャラデザと声優の変更問題
個人的には確かに誰だこいつら、となるデザインだったので
そういう意味でも「tri.」は若干見限っていたのだけど
本編を見てみたらそんなにも気にならず
さらに声優も全然問題なく
むしろ『ヤマト』役の細谷氏は
まんまヤマトじゃん、といいたくなるくらい
イメージ通り
赤馬零児だからという贔屓ではないッ!

ただし!
序盤のクワガーモンの大きさの不安定さ
進化シーンのちゃちいCG
盛り上がりに欠けるバトルシーン
うじうじし続ける『太一』
など問題多数(-_-)

そもそも今回は
完結した「デジモンアドベンチャー」が
作品の前提としてあるわけで
そこでは究極体や完全体も登場している
にもかかわらず、成熟期のクワガーモンに苦戦し続け
前よりも強いといいつつ
成熟期のままのグレイモンで戦い続ける
こっちとしては
じゃあ、メタルグレイモンになれよ
と冷めた目で見てしまう

いや、確か紋章とタグが最終回で失われているから
完全体より上にはなれなくて...いや、でもなってんじゃん!
映画とかでさ! それって例外?
だとしたら、今作のアルファモン戦で
なんでオメガモンになれたのだい?
奇跡か?
その割には『ヤマト』は気軽に
オメガモンだ!
とかいいだすし...

進化できるにせよできないにせよ
それはどっちでもいいのだ
問題なのは見てる側が納得できる演出をしないこと
クワガーモンに寄ってたかって成熟期デジモンが挑んだり
反対にアルファモンへ群がる成熟期デジモン

まあ、単にオメガモンVSアルファモンを
やりたかったのだろうけど

しかし、このアルファモンというキャスティングも酷い
劇中では名前しかわからない謎のデジモン
かつオメガモンに匹敵する強大な敵
って描かれ方だけど
デジモンファンならば、アルファモンの存在は知っているし
設定だって熟知している
ロイヤルナイツの一員かつ
ナイツの抑止力

つまり、ロイヤルナイツの介入が予想させられるし
あのアルファモンが敵対するということは
なにか別の理由があるはず、と
すでにこっちと選ばれし子供達の間に
認識に差ができてしまい
それが劇中と現実との温度感の差にも繋がる
イコール、だるい作品になってしまう
という嫌な結末が待ち受けている...

いやいや待て
もしかしたら、ロイヤルナイツでないアルファモン
というオリジナル設定かもしれない
と思いきや、ハックモンがいやがる...

逆にアルファモンの誤解で敵対することになったのかもしれんが
アルファモンが誤解って、なんとも咬み合わない設定

必然的に
今回のオメガモンVSアルファモンへの原因となった
メイクーモンに怪しさが伴ってくる

メイクーモンは今作から出てきた新デジモン
厳密にいえば、今作唯一の新デジモン

なぜかアルファモンから攻撃を受ける
猫型(?)のデジモン
きっと、こいつが感染デジモンやら
デジタルワールドへのゲートが閉じた原因なのだろうけど
まあ、アルファモンから攻撃を受けたり
妙な赤いバリアを張ったり
怪しすぎる...
新キャラの『メイコ』のパートナーデジモン

んー...まさかのパートナーデジモンがラスボスに!
って展開を狙っているのかもしれないけど
クォーツモンでやっちゃったしなぁ...


ていうか、
文句ばかりになってしまった(・_・;)

それなりにワクワクして観に行ったはずなのに...
不安視されていたキャラデザと声優、ストーリーよりも
演出問題なんて、悪い冗談みたいだよ


そういや
『大輔』たち「02」組が
冒頭でアルファモンに倒されていたけども
その後の彼らの顛末は語られず
本編でも不自然なくらい誰も「02」組についてふれないし
そういうミステリアスな雰囲気はよかったね

第2章では皇帝龍が出てくるみたいだし
今後の展開によっては評価が大きく変る作品なのかもしれない
と一筋の希望が見えてきたわけで...


まあ、ブルーレイが市販されたら
買ってみようかね